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吉村昭作「島抜け」を読んで

 京都の岩城佳津美先生から、「この本読んで感想聞かせて」と言われて頂いた本の中に吉村昭作「島抜け」http://www.amazon.co.jp/島抜け-新潮文庫-吉村-昭/dp/4101117446/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8がありました。この本には「島抜け」「欠けた椀」「梅の刺青」という短編が3つ収録されています。どの話も大変面白かったのですが、その中でも特に「梅の刺青」が印象に残りましたので感想を書きたいと思います。

 

 あらすじ・・・江戸末期〜明治初期までは、人体解剖は死罪になった罪人の遺体を使って行われていました。そんな中で日本で初めて献体をしたのは、遊女の「みき」という女性でした。彼女は梅毒で梅毒施療院で治療を受けており、その症状は末期的で回復の見込みはありませんでした。当時は遊女を手厚く葬ってくれることはなく、施療院の医師達から「献体をすれば手厚く葬ってもらえる。是非自ら死後には解剖に処してほしいと願い出てもらいたい。」という説得の言葉に心を動かされて献体することになります。彼女の腕には梅の刺青が彫られていたことからこのお話の題名となりました。

 

 日本人は死を受け入れるために「体」に対するこだわりがとても強く、日航機墜落事故の時にも、ご遺族は「たとえ指一本でも探して欲しい」と願いました。東日本大震災の津波の後にも、ご遺族はひたすらご遺体を探していました。このように遺体に対するこだわりが強いため、日本ではとても献体する方が少なく、医学部生の勉強のためのご遺体を確保するのが精いっぱいで、ひとたび医師になってしまうと解剖をする機会はまずありません。ですから、私達は献体が多くて解剖が商業ベースで行われているハワイやグアムや中国・韓国・タイなどにわざわざ出かけて行って解剖をしているわけです(先日のハワイ解剖ツアーも、ただ単にハワイで遊びたくて行っているわけではないのです。)

 

 私が医学部生の時には、4人で1体のご献体を解剖しましたが、当時はあまり解剖の重要性を分かっておらず、真面目に授業に通ったとはとても言えません。ホルマリンの臭いが本当にダメで、食べ物が全然食べられなくなり、1ヵ月で5キロも体重が落ちてしまい、私の足はだんだん解剖室から遠ざかっていきました。今はそのことを激しく後悔しており、もう一度全身の解剖をするチャンスがあったら今度はものすごく真面目にやるのにな〜と思っています。

 

 私はあまり体に対するこだわりがないので、自分自身は必ず献体するつもりですが、他の人にそれを強要しようとは思いません。ただ、医師の技術向上のためには解剖はとても重要だと思いますので、もっと献体する人が増えて、医師になってからも解剖する機会が与えられるようになれば良いのにな〜とは思っています。ちなみにうちの父は事務所で一人で亡くなっているのが発見されたので、無条件に司法解剖されました(日本では病院で亡くなるのがスタンダードなので、自宅で亡くなったりすると警察に犯人扱いされて大変なことになります)。

 

 昨日いらした患者様よりお心遣いを頂戴しました。

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 美味しいお煎餅をご馳走様でした。別の患者様からはシュガーバターの木を頂きました。

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 いつもお気遣いありがとうございます。また別の患者様からはコーヒーを頂きました。

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 皆様お気遣いなくお越し下さいませ。

 

あきこクリニックTEL03−5717−3444またはメールinfo@akiko-clinic.comまでご連絡お待ちしております。当院ホームページはhttp://www.akiko-clinic.comです。

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posted by: akiko-clinic | 読書 | 05:49 | - | - |-